勉強方法を調べると、無料教材も資格もスクールも全部出てきます💦
どれが自分に合うのか、結局わからなくて。
先に結論からお伝えします。
最初に決めるのは、言語でも教材でもありません。
詰まったときに、誰に聞くかです。
学習に行き詰まった人の理由で最も多いのは、教材の中身ではありませんでした。
この記事を読むと
- 無料の教材だけで、2週間の試し方が決まります
- 自分が独学で続くかどうかを、行き詰まった人の理由から判定できます
- 平日に時間が取れなくても続く形を、週の合計で組めます
未経験エンジニアの勉強方法を決める最初の分岐
勉強方法の記事は、たいてい「まず言語を決めよう」から始まります。
ただ、言語選びで止まる人はあまりいません。
止まるのはもっと後です。エラーが出て、動かなくなったときです。
侍エンジニアが学習経験のある240名に聞いた調査があります。
- 挫折や行き詰まりを感じたことがある人が87.5%
- 理由の1位は「気軽に聞ける環境になかった」で40.8%
- 独学だけの人に絞ると、その割合は49%
あったら良かったものの1位も「不明点を聞ける環境」で62.5%でした。
この87.5%は「挫折や行き詰まりを感じたことがあるか」への回答です。
やめてしまった人の割合ではありません。
別の調査でも、同じ方向が出ています。
initが行った調査では、辛いことの1位が「わからないことが多すぎる」で31%です。
2位は「エラーの解決に時間がかかる」で25%でした。
分かれ目は教材ではない
どちらの調査でも、上位に来るのは「聞けない」「解決できない」です。
教材が悪かったという理由は上に来ていません。
つまり最初の分岐はここです。
詰まったときに聞ける相手がいるなら、独学で足ります。
いないなら、聞ける場所をどう用意するかを先に決めます。
では、どのくらい勉強してから現場に入るのでしょうか。
厚生労働省の job tag に、実際に働いている人の回答が載っています。
- 入職前の訓練は「特に必要ない」が22.5%
- 「1ヶ月超から6ヶ月以下」が20.0%
- 「6ヶ月超から1年以下」が12.5%
足すと、1年以下と答えた人が55.0%です。
job tagのページは、この期間について「必須とは限りません」と明記しています。
現場の人がそう感じている、という目安の数字です。
独学で進める場合の教材と順番

順番は3つだけです。
手を動かせる教材で1つの言語を最後まで通す
途中で別の言語に移らないことが、いちばん大事なところです。
教材を見ずに小さく作る
ここで初めて、自分がどこを分かっていないかが見えます。
詰まったときに聞ける場所を確保する
2つ目でつまずいた内容が、そのまま質問することになります。
教材は、無料で始められるものが3つあります。
| 教材 | 無料でできること | 特徴 |
|---|---|---|
| Progate | 無料会員登録で始められる | 言語ごとにレッスンが分かれている |
| ドットインストール | 無料レッスンの動画とミニクイズ | 短い動画で手順を追える |
| paizaラーニング | 完全無料の講座と一部無料の講座がある | 公式が「環境構築不要」と明記 |
最初のつまずきは、教材の中身ではなく環境づくりで起きます。
ブラウザだけで動かせるものから始めると、そこで止まりません。
有料に切り替える場合の金額は、公式に明記があるものだけ挙げます。
ドットインストールのプレミアムは月々1,480円(税込)です。
6ヶ月一括なら1ヶ月あたり1,280円、12ヶ月一括なら1,080円になります。
出典にした3つの公式ページ
無料で始める2週間の試し方
2週間だけ、お金をかけずに試します。
1週目は1つの言語を最後まで通す
分からないところは飛ばしてかまいません。最後まで行くことを優先します。
2週目は教材を閉じて小さく作る
ボタンを押したら文字が変わる。その程度で十分です。
週末に3つのサインを確認する
次の章のサインが出ているかどうかで、進め方を決めます。
2週目が本番です。
教材を見ながら書けても、閉じると書けないことがあります。
そこで手が止まっても、向いていないという話ではありません。
教材を読む力と、自分で組み立てる力は別だからです。
スクールに切り替えるべきサイン
サインは3つです。どれも、行き詰まった人の理由の裏返しです。
- 詰まったときに聞ける相手が、身近にひとりもいない
- 同じエラーで2日以上先に進めていない
- 今のやり方が正しいのか分からなくなってきた
3つ目は、initの調査で3位に入っていた項目です。
「今の学習方法が正しいのか不安になる」と答えた人が15%いました。
1つでも当てはまったら、教材を買い足しても解決しません。
足りていないのは教材ではなく、聞ける相手のほうなんです。
スクール側の数字も見ておきます。
スクール情報メディアのCloudIntが受講経験者399人に聞いた調査では、挫折してしまった人は3.5%でした。
これはスクールを紹介する立場のメディアによる調査です。
独学側の調査とは対象も設問も違うので、数字をそのまま比べることはできません。
プログラミングスクールの挫折率に関する調査(CloudInt)
サインは当てはまります。
でも受講料を出す余裕は、正直ないんです💦
その事情はよくあると思います。
無料のスクールもありますが、年齢の条件が付いているところが多くあります。
30代が入れるかどうかは、公式の記載を確かめた記事があります。
働きながら勉強を続けるコツ

時間が取れないのは、あなただけではありません。
厚生労働省の調査では、自己啓発について問題があると答えた正社員が82.9%でした。
その1位が「仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない」で55.9%です。
ここでいう自己啓発は、仕事に関する学習全般です。
プログラミングに限った数字ではありません。
実際の時間も、多くはありません。
総務省の調査では、働いている人が平日に学習や自己啓発へ使う時間は平均4分でした。
在宅で働いた日だけは10分です。
この平均は、学習をしなかった人も含めて割った数字です。
一人ひとりが4分しか勉強していない、という意味ではありません。
それでも、30代の学習は増えています。
過去1年間に学習や自己啓発をした人の割合は、30歳から34歳で47.3%でした。
5年前より7.1ポイント上がっていて、上げ幅は全世代で最も大きい部類です。
毎日30分を続けるより、土曜の午前に2時間のほうが現実的です。
月の合計で足りていれば、平日にできない週があっても問題ありません。
お金についても、実際の水準を見ておきます。
自己啓発をした人の自己負担費用は、0円だった人が38.4%でした。
2万円未満まで広げると、8割近くになります。
ここまでの整理
時間もお金も、かけている人のほうが少数です。
先に大きく用意しなくても始められます。
エンジニア未経験の勉強方法まとめ
私は15年ほどこの分野を見てきました。
独学で入った人と、スクールから入った人の差は、教材ではありませんでした。
続いた人は、詰まったときに聞ける相手を先に確保していました。
質問できる相手が1人いるだけで、止まる時間が数日から数分になります。
そこだけは、教材を増やしても代わりになりません。
最初に決めるのは言語でも教材でもなく、詰まったときに誰に聞くかです。
無料の教材で2週間試して、3つのサインが出るかどうかで進め方を決めます。
時間もお金も、かけている人のほうが少数でした。
まず2週間だけ、無料の教材で試してみます。
その2週間で、自分が独学向きかどうかが自分で分かります。
勉強のあとに何をするかまで含めた順番は、別の記事にまとめています。
スクールを選ぶ側に進む場合は、オンラインで完結する学校を同じ項目で比べています。