この世で一番大切な【時間】を奪う人は大罪である

私の知り合いにITができる会社員がいる。
彼と居酒屋で飲んでいた時の話をする。

彼はよく人から物事を頼まれたり、相談に乗ってあげたりするみたいだ。
彼の元には多くの人が殺到するらしい。
ITのことでわからなければ、すぐに答えを聞きにくるのだ。
ITが得意と言っても、すべて解決できるわけではない。
時には彼にもわからないこともあるだろう。

いまならググれば、答えは見つかるものだ。

彼はこんな新人エピソードを聞かせくれた。

新人営業君がITのことで、彼に質問をしてくるのだ。
営業だからパソコンには疎く、ググる能力がない。

彼は、できる人なので任されている仕事が多く忙しい。
正直言って、めんどうだ。

彼がこう言ってみた。

「今の時代、ググれば問題は解決できる」

新人はこう言った。

「Googleって検索して文章見るじゃないですか?
その文章が専門的すぎて、またGoogleで調べるじゃないですか?
そしたら無限に専門用語出てきて訳がわからなくなるんです・・・」

(・・・それは君の情報処理能力の問題だろ)

その後に、新人は続ける

「得意な人に聞けばすぐに解決じゃないですか!」

彼はこう思った。

この新人は罪を犯している。
まず情報処理能力が残念なところだ。
しかし、もともと持っている能力だから
情報処理能力はどうしようもない。

Googleを使いこなすことは慣れればできるが
読解力は個人の能力に委ねられる。
ここまでは、許そう。

なぜ、自分で調べて解決しようって思わないのだ?
ここに問題がある。

わからなければ、わかるまで調べることが大事だろう。
今の時代Googleで調べたら、ある程度の問題は解決できるだろう。

できないのはなぜだ?

根性がないからか?
いや、違う。気持ちがないからだ。
自分で解決しようという気持ちがないのだ。

彼はこういう人間を残念だと思う。
自分の周りには置きたくない存在だ。

さらに、この新人が罪な点がある。
おわかりだろうか?

「わからなければ、得意な人に聞けばいい」
という発想だ。

確かにわからなければ、わかる人に聞けば早い。
その通りだ。
即答できることなら、1分あればよいだろう。

自分で調べることもせず、
人に頼ってばかりの人間は成長しない。

普通は自分で調べて「どうやってもわからなかったら、わかる人に聞く」だろ。
この新人には、自分で調べるプロセスが抜けている。

もう1つ重大な罪を犯している。

それは、他人の時間を奪っていることだ。

「わからなければ、わかる人に聞けばいい」
という発想は、わかる人間(できる人間)の時間を奪っていることなんだ。
そのことに気づいていないことが大罪であろう。

自分は人に聞いて解決できたが、
それはできる人間の時間を奪ってできたことだ。

できない新人の時間は増えたが、
できる人間の時間が減る。
生産性の高い人間の時間を
生産性の低い人間が奪っているのだ。
だから、彼はこういう新人は近くに置きたくないのだ。

人間関係とは「WinWin」であるべきで、
「Winlose」の関係なら続かないだろう。

この新人は、いつまでもそんな思考であれば、
成長もしないだろう。
1人では何もできない、仕事のできないやつ
というレッテルを張られたままだ。

他人の時間を奪うことは大罪だということに
早く気づくべきである。

彼は居酒屋のハイボールを片手に
最近の新人について語っていた。

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