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なりたい自分になれないのは、行動力が続かないからだと思う。でも、行動し始める勇気が出ません。
その悩み、わかる。でも、小説の主人公になったつもりで行動すればうまくいくよ。
・なりたい自分に近づく方法がわからない
・モチベーションが持続しない
・行動力が持続しない
なりたい自分に近づくための「物語思考」とは?
私たちはだれしも、なりたい自分や理想の自分像を持っていると思います。例えば、肉体派になりたい、英語が堪能になりたい、起業したい、などです。しかし、なかなかその理想の自分には近づけないのが現状ではないでしょうか。
けんすう(古川健介)の「物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術」で書かれている内容を実行することは、なりたい自分に近づくための有効な手法だと言えます。
物語思考とは、自分の人生を小説や漫画の主人公のように生きることを意味します。主人公は必ず目標を持ち、それに向かって努力します。主人公は困難にぶち当たることもありますが、諦めずに立ち向かいます。
自分の人生もまるで小説の主人公のように、なりたい自分を目指して突き進んでいけば、確実にそれに近づくことができるのです。自分を客観視し、日々の生活をストーリーとして構成する。これが物語思考なのです。
自分の理想を100個リストアップしよう
なりたい自分に近づくには、まず自分の理想を明確にする必要があります。この本では10年後の自分の理想を100個リストアップすることを勧めています。収入、仕事、家族、暮らし方など、細かく具体的に書き出してみましょう。
100個と言う数は多く感じるかもしれませんが、自分の頭の中から思いつく限り理想を書き出していくことで、自分が本当になりたい自分を明確にすることができます。
リストアップした内容を見返すと、共通のテーマが見えてくるはずです。例えば、起業をしたい、英語を身につけたい、などです。これが自分の価値観や興味とマッチするなりたい自分なのです。
理想を100個書くことで、ぼんやりとした理想ではなく、明確なビジョンを持つことができるのです。
ロールモデルは自分の理想を叶える近道
自分の理想をすでに叶えている人を見つけ、その人をロールモデルとすることが大切です。 YouTuberが稼ぎたいなら、人気YouTuberの行動を参考にする。起業したいなら、成功している企業家の真似をする。これが近道なのです。
ロールモデルの性格や行動のパターンから、自分の理想を叶える上で大切なことは何かを学ぶことができます。また、ロールモデルは自分の理想を叶えることが可能であることを証明しているのです。
ロールモデルは複数いる方がいいでしょう。1人だけを参考にすると、その人の個性に偏ってしまう可能性があります。視野を広げる意味でも、ある程度の人数のロールモデルを持つことをおすすめします。
キャラ設定は行動の指針に
ロールモデルから自分の理想的な性格や行動パターンを抽出し、それをもとに「キャラ設定」をするのが効果的です。漫画やアニメの主人公がそうであるように、自分の人生においてもキャラ設定が行動の指針となります。
例えば、自分は機転が利くけど行動力に欠けるタイプだとしたら、思いついたらすぐに実行するキャラを設定する。倹約家のキャラ設定なら、派手な買い物を控えることができる。
キャラ設定は自分で作る以上、ある程度自由です。しかし、そのキャラ設定は自分の理想に近づくことを助けるものでなければなりません。行動の指針となるキャラ設定を意識することで、日々の生活に変化を与えることができるのです。
理想の人が集まるコミュニティを探そう
自分に理想的な影響を与えてくれるコミュニティに入ることも大切です。友人関係は自分を変える強力な力があります。
理想の人が集まるコミュニティと言っても、有名人のパーティー会場ではないことは明らかでしょう。しかし、共通の価値観や目標を持った人のコミュニティはSNS等で見つけることができます。
例えば、フリーランスで生計を立てている人のコミュニティ、起業家コミュニティ、英語上達コミュニティ等です。こうしたコミュニティは参加しやすく、刺激を受けることができるでしょう。
読者を飽きさせない人生の攻め方
自分の人生を小説の主人公のように面白おかしく生きることが大切で、読者(周囲の人や自分自身)が飽きないように、新しいことへのチャレンジを惜しまず、見栄えのするストーリーを作っていくことが必要です。成功も失敗もドラマチックに。
挑戦すること自体に価値があるという考え方も重要です。結果がどうなるかではなく、チャレンジする過程を楽しむこと。これが面白い人生を送る方法なのです。
ただし、無計画な行動は避けるべきです。計画的にチャレンジし、時には失敗も容認しながら、読者を飽きさせない人生を送ることが大切です。
主観を排除!客観的に自分を見る方法
人は自分のことを客観的に見ることが苦手です。自分のことは主観的にしか見えないため、行動は怖く感じられ、実行できないことが少なくありません。
そこで効果的なのが、自分の人生を第三者の目線で見ることです。自分の人生を漫画の主人公と考え、読者の立場から評価するのです。
主人公が前向きに行動しないと物語が面白くならないことは明らかでしょう。同様に、自分の人生も他人にとって面白いストーリーである必要があるのです。
この視点を得ることで、自分の可能性を客観的に見つめ直し、行動への一歩を踏み出すことができるのです。
成功者の共通点は「ピッパの法則」
「ピッパの法則」とは、「ピッ」と感じたら「パッ」と行動するという行動法則です。
アイデアを得たら、行動を起こすまでの間が短い人ほど、成功する可能性が高まります。逆に、アイデアはあるけれど実行できない人は、成功への道は遠のくことになります。
ピンと来たら迷うことなく実行に移す。この一貫性が、成功者の共通点なのです。素早い実行力こそが、結果を大きく左右するのです。あなたも、ピッパの法則を実践してはいかがでしょうか。
失敗をエッセンスに!物語を面白くする心得
物語では、主人公が失敗を重ねながら目標に近づいていきます。失敗こそが物語を面白くするエッセンスなのです。
自分の人生でも同じことが言えます。失敗を恐れず、むしろ失敗を成長の糧とすることが大切です。失敗から学ぶことがあれば、その体験は決して無駄ではありません。
目標到達のためには嵐のような道のりもあるでしょう。しかし、その過程を楽しみながら進めば、充実感も得られるはずです。失敗を恐れるのではなく、エッセンスとして活かす柔軟性が必要なのです。
ギリギリの理想がモチベーションを高める
理想は高ければ高いほどいいとは限りません。極端に高い理想を掲げると、実現は困難になり、逆にモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
重要なのは、理想に対する自分なりのシナリオを思い描けるかどうかです。理想の達成シナリオが具体的に想像できるのであれば、その理想は適切なレベルにあると言えます。
逆に、全くシナリオが思い浮かばないほどの高すぎる理想は、むしろ引き下げる必要があるかもしれません。ギリギリ達成できそうな理想が、最もモチベーションを高めてくれるのです。
まとめ
この記事では、なりたい自分に近づくための具体的な方法を解説しました。
まずは自分の理想を100個リストアップすることから始めましょう。次に理想を叶えるロールモデルを見つけ、その人の真似をするのです。さらに、キャラ設定を行い、そのキャラ設定通りに行動することで、理想の自分に近づけます。
理想の人が集まるコミュニティにも参加することをおすすめします。最後に大切なのは、人生を面白おかしく生きること。失敗を恐れずにチャレンジしましょう。
この方法を実践すれば、きっとあなたもなりたい自分に近づくことができるはずです。ぜひ試してみてください。
この記事の内容が好きな方は、けんすう(古川健介)の「物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術」がおすすめです。