ChatGPTプラグイン機能を提供開始へ

読者さん
読者さん

ChatGPTって便利だけど、最新のニュースを聞いても答えてくれないのが悩みです…。

ロベルト
ロベルト

その悩み、よくわかります。実は、その弱点を克服する「プラグイン」という機能があるんです。この記事で詳しく解説しますね。

ついにOpenAIからChatGPTの「プラグイン」機能が提供され、ChatGPTがさらに便利で強力なツールへと進化しました。

これまでChatGPTは、学習データが2021年9月までのものであるため、最新の出来事に関する質問には答えられないという弱点がありました。しかし、プラグインの登場により、その限界が大きく打ち破られます。

この記事でわかること
  • ChatGPTプラグインで何ができるようになるのか
  • もう一つの新機能「ブラウジング」との違い
  • プラグインがもたらす未来とGoogle検索への影響
  • 注目の初期プラグインの紹介
メモ

プラグイン機能とブラウジング機能は、現在有料プラン「ChatGPT Plus」のユーザー向けに提供されています。今後、無料ユーザーにも段階的に開放される可能性があります。

ChatGPTプラグインとは?

ChatGPTプラグインとは、一言でいえば「ChatGPTの能力を拡張するための追加ツール」です。スマートフォンのアプリをインストールして機能を増やすように、ChatGPTにも様々な会社のサービスを「プラグイン」として追加できるようになりました。

これにより、ChatGPT単体ではできなかったことを、外部のサービスと連携して実行できるようになります。

プラグインで何ができるようになるのか?

  • リアルタイム情報の取得
    最新ニュース、株価、スポーツの結果など、学習データ以降の情報を取得できます。
  • 予約や注文
    旅行サイトと連携し、航空券やホテルの予約ができます。レストランの予約も可能です。
  • 独自データへのアクセス
    会社の内部資料や個人のメモなど、プライベートな情報源と連携させることができます。
  • タスクの自動化
    様々なWebサービス(例:Gmailとスプレッドシート)を連携させ、定型作業を自動化できます。

これまでGoogleで検索してから各サイトで行っていた作業が、ChatGPTとの対話だけで完結する未来が訪れようとしています。

もう一つの新機能「ブラウジング機能」とは?

ロベルト
ロベルト

プラグインと同時に「ブラウジング機能」も発表されました。これも非常に強力な機能です。

ブラウジング機能は、ChatGPTがユーザーの代わりにMicrosoftの検索エンジン「Bing」を使ってWebサイトを検索し、情報を要約してくれる機能です。

出典:OpenAI

これにより、最新情報に関する質問にも答えられるようになります。さらに、ChatGPTは訪問したWebサイトを明記し、回答に引用元としてソースを提示してくれるため、情報の信頼性をユーザー自身が確認できるようになっています。

プラグインとブラウジングの違い
  • ブラウジング:ChatGPTが「検索」をしてくれる機能。
  • プラグイン:外部サービスと「連携」して、予約や注文などの具体的なアクションを実行してくれる機能。

プラグインは“App Store”のようなプラットフォームになる

WordPressがプラグインによって世界中のサイトで使われるようになったように、ChatGPTもまた、プラグインによってその価値を飛躍的に高めるでしょう。

将来的には、AppleのApp StoreやGoogle Playストアのように、ChatGPTが様々なサービスが集まる巨大なプラットフォームになると予想されます。

ユーザーは必要なプラグインを自分で選んでインストールし、ChatGPTを自分専用にカスタマイズしていく。そんな使い方が当たり前になるかもしれません。

これは、私たちが情報を得たり、サービスを利用したりする方法を根本から変える可能性を秘めています。「ググる」から「チャトる」へ。そんな時代の幕開けと言えるでしょう。

注目の初期プラグインを紹介

初期リリースパートナーとして、すでに魅力的なプラグインが多数登場しています。その一部を見てみましょう。

ChatGPTの初期プラグイン

Expedia / KAYAK / OpenTable

旅行計画から予約までをChatGPT上で完結させることができます。「週末に京都へ旅行に行きたいんだけど、おすすめのプランとホテルを予約して」といった指示で、航空券やホテルの予約が可能になります。

Zapier

5,000以上のアプリを連携させて作業を自動化できる強力なツールです。「Gmailで特定のキーワードを含むメールを受信したら、その内容をGoogleスプレッドシートに記録して、Slackで通知する」といった複雑な自動化も、自然言語で指示するだけで設定可能になります。

Wolfram

高度な計算やデータ解析を得意とします。複雑な数学の問題を解いたり、膨大なデータからグラフを作成したりと、専門的な分析をChatGPTを通じて行えるようになります。

まとめ

ChatGPTのプラグインとブラウジング機能の登場は、AIとの関わり方を大きく変えるゲームチェンジャーです。

今回のポイント
  • 最新情報に対応:ブラウジング機能により、リアルタイムの情報を扱えるようになった。
  • プラットフォーム化:プラグインにより、ChatGPTが様々なサービスが集まる中心地になる。
  • アクションが可能に:情報検索だけでなく、予約や自動化などの具体的なアクションが実行できる。

これまで以上にChatGPTが私たちの生活や仕事に深く浸透し、欠かせないパートナーとなる日はそう遠くないでしょう。今後のさらなる進化から目が離せません。