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Webアプリやモバイルアプリを開発する際、Google Cloudのサービスは非常に強力な選択肢です。中でも、「Cloud Run」と「Firebase」はよく名前が挙がりますが、「この2つ、何がどう違うの?」「自分のプロジェクトにはどっちが合っているの?」と悩む方は少なくありません。
Cloud RunとFirebaseの違いがわからない
アプリ開発でどちらのサービスを選ぶべきか迷っている
それぞれのメリット・デメリットを知りたい
この記事では、両者の根本的な違いから、具体的な使い分け、さらには最強の組み合わせ方まで、わかりやすく解説していきます。

結局どっちを使えばいいのか、はっきり知りたいです!

お任せください。この記事を読めば、もう迷わなくなります。
- Cloud RunとFirebaseの根本的な違い
- それぞれのサービスの強みと弱み
- プロジェクトに合わせた最適なサービスの選び方
- Cloud RunとFirebaseを組み合わせる実践的な方法
Cloud RunとFirebaseの決定的な違いとは?
まず結論から言うと、Cloud RunとFirebaseは全くの別物です。競合するサービスではなく、むしろ協力し合う関係にあります。
一言で例えるなら、「専門部品」と「完成品のプラットフォーム」のような関係です。
- Cloud Run:コンテナを動かすためのサーバーレス「実行環境」。好きな言語・ライブラリを使ったWebサーバーなど、専門的な部品を柔軟に動かせます。
- Firebase:アプリ開発に必要な機能一式がセットになった「プラットフォーム(BaaS)」。認証、データベース、ホスティングなどをまとめて提供します。

なるほど!そもそも役割が違うんですね。

その通りです。だからこそ、どちらが良い・悪いではなく、どう使い分けるかが重要になります。
この違いを理解するために、両者の機能を比較してみましょう。
【比較表】Google Cloud Run vs Firebase どっちを選ぶ?
Firebaseの中でもCloud Runと比較されやすいのが、サーバーレスでコードを実行できる「Cloud Functions for Firebase」です。この2つを軸に比較すると、違いがより明確になります。
比較項目 | Google Cloud Run | Cloud Functions for Firebase |
---|---|---|
デプロイ単位 | コンテナイメージ (Dockerfile) | コード (関数) |
主な用途 | Webアプリ、REST API、マイクロサービス | Firebaseイベントへの応答、簡単なAPI |
言語・環境 | ほぼ何でもOK (コンテナ化できれば) | Node.js, Python, Goなど指定言語 |
実行時間 | 長い (最大60分) | 短い (最大9分) |
同時リクエスト処理 | 1コンテナで複数リクエストを処理可能 | 1インスタンスで1リクエストを処理 |
連携の強み | Google Cloudの各種サービス | Firebaseの各機能(認証、DB等) |
手軽さ・複雑さ | Dockerの知識が必要。自由度が高い分、少し複雑。 | 非常に手軽。コードを書いてデプロイするだけ。 |
こんな人におすすめ | ・自由な環境で開発したい ・既存アプリを移行したい ・重い処理を実行したい | ・素早く開発を始めたい ・Firebaseのイベントをトリガーにしたい ・サーバー管理を一切したくない |
この表からもわかるように、自由度とカスタマイズ性のCloud Run、手軽さとFirebase連携のFirebaseという特徴がはっきりと分かれています。
Google Cloud Runとは?【自由度の高い専門部品】
Cloud Runは、一言でいうと「サーバーレスなコンテナ実行環境」です。
自分で用意したコンテナイメージをアップロードするだけで、Googleがそのコンテナをよしなに実行・管理してくれます。サーバーのプロビジョニングやスケーリングについて、一切気にする必要がありません。
- 高い自由度:Dockerコンテナで動くものなら、言語(Ruby, PHP, Rust等)やフレームワークを自由に選べます。
- 簡単な移行:すでにコンテナ化されたWebアプリがあれば、ほとんど変更なくCloud Runに移行できます。
- 完全なスケーラビリティ:トラフィックに応じてコンテナ数を自動で増減。ゼロになればコストもかかりません(スケール・トゥ・ゼロ)。
- 長い処理もOK:最大60分のリクエスト処理時間があり、重いバッチ処理などにも対応可能です。
Firebaseとは?【高速開発のためのプラットフォーム】
Firebaseは、「Backend-as-a-Service (BaaS)」と呼ばれる、アプリ開発に必要なバックエンド機能をまとめて提供するプラットフォームです。
認証、データベース、ホスティングなど、アプリの「裏側」の仕組みがすべて用意されているため、開発者はフロントエンドの開発に集中できます。
- Authentication:面倒なログイン機能を数行のコードで実装できます。
- Firestore / Realtime Database:リアルタイムに同期するNoSQLデータベースです。
- Hosting:静的なWebサイトやSPAを高速に配信できます。
- Cloud Functions:Firebaseのイベントをトリガーに、バックエンドのコードを実行します。
どう使い分ける?(組み合わせが最強)
Cloud RunとFirebaseは競合するのではなく、お互いを補完し合う関係です。具体的なシナリオを見ていきましょう。
シナリオ1:Firebaseだけで完結するケース
やりたいこと:ユーザー登録機能があり、ユーザーが投稿したメッセージをリアルタイムに表示するシンプルなチャットアプリ。
Firebase Hostingを使って、HTML/CSS/JavaScriptで作成したアプリを公開します。
Firebase Authenticationを使って、メールアドレスとパスワードによるログイン機能を実装します。
Firestoreにメッセージを保存。リアルタイム同期機能で、新しいメッセージを全ユーザーに瞬時に表示します。
Cloud Functionsを使い、不適切な単語が投稿されたら自動でフィルタリングする処理を追加します。
このように、一般的なアプリの機能はFirebaseだけでスピーディーに構築可能です。
シナリオ2:Cloud RunとFirebaseを組み合わせるケース
やりたいこと:ユーザーが画像をアップロードすると、AIで画像認識を行い、結果をプロフィールに表示するアプリ。画像認識には特殊なPythonライブラリが必要。

特殊なライブラリ…Cloud Functionsでは対応できないかも。

その通り!そこでCloud Runの出番です。
フロントエンド、認証、画像保存先はFirebase(Hosting, Auth, Storage)で構築します。
画像がアップロードされたことをCloud Functionsが検知します。
Cloud Functionsが、画像認識処理を行うCloud RunサービスのAPIを呼び出します。
Cloud Runから結果を受け取ったCloud Functionsが、Firestore上のユーザープロフィールを更新します。
よくある質問
- 料金は結局どっちが安いの?
- 一概には言えません。どちらも無料枠があり、小規模な利用なら無料で使えることが多いです。ただし、Cloud Runはリクエスト数とCPU/メモリ使用時間、Firebaseは機能ごとの利用量(DBの読み書き回数など)で課金体系が異なるため、アプリの特性によって料金は大きく変わります。
- プログラミング初心者におすすめはどっち?
- 間違いなくFirebaseです。バックエンドの複雑な設定を意識することなく、フロントエンド側のコードに集中してアプリ開発の楽しさを体験できます。まずはFirebaseでアプリを一つ作ってみて、物足りなくなったらCloud Runの活用を検討するのが王道です。
まとめ:Cloud RunとFirebaseを使いこなし、開発を加速させよう
今回は、Google Cloud RunとFirebaseの違いについて解説しました。
1. Cloud Runは「自由度の高い実行環境」、Firebaseは「高速開発プラットフォーム」
2. 素早く作りたい、サーバー管理をしたくないならFirebaseが最適
3. 好きな言語で自由に作りたい、重い処理をさせたいならCloud Runが活躍
4. 両者を組み合わせることで、お互いの長所を活かした最強の構成が実現できる

スッキリしました!これで迷わずサービスを選べそうです!

ぜひ、ご自身のプロジェクトに最適な方法を見つけて、開発を楽しんでください。