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NotebookLMって最近よく聞くけど、何が便利なんだろう…?
ChatGPTと何が違うのか、いまいちピンとこないんだよね。

その疑問、よくわかります。NotebookLMは、使い方を理解すると強力な味方になりますよ。
この記事では、Googleが開発したAIツール「NotebookLM」について、基本的な使い方からコーディングで役立つ応用テクニックまで、わかりやすく解説します。
NotebookLMの具体的な使い方がわからない
ChatGPTとの明確な違いを知りたい
AIを日々のコーディング作業に活かしたい
- NotebookLMの基本的な仕組みと特徴
- 今日からできる具体的な使い方3ステップ
- コーディング精度を高めるための応用的な活用術
NotebookLMとは?自分専用のAIアシスタント

NotebookLMは、Googleが開発した新しいタイプのAIツールです。一番の特徴は、あなたがアップロードした資料(ソース)の内容だけをもとに、質問応答や文章作成をしてくれる点にあります。
つまり、インターネットの膨大な情報からではなく、限定された情報源から回答を生成する、自分だけのAIアシスタントが作れるということです。
他のAIチャット(ChatGPTなど)との違いは?
一般的なAIチャットは、インターネット全体にある膨大な情報を元に回答を生成します。これは非常に物知りで便利ですが、時には情報が不正確だったり、求めていない情報が混じったりすることもありますよね。
一方、NotebookLMは、あなたが「これを読んでね」と渡した資料だけを情報源にします。

例えるなら、一般的なAIが「博識な図書館の司書」、NotebookLMは「渡した資料を完璧に記憶する超優秀な個人秘書」といったイメージです。
この違いにより、NotebookLMは「特定の範囲のことに、ものすごく詳しいAI」を自分専用に作れるのが最大の強みです。
- 一般的なAI:インターネット全体が情報源。幅広い知識を持つが、情報の正確性にばらつきがある。
- NotebookLM:自分がアップロードした資料のみが情報源。特定の分野に特化した、精度の高い応答が可能。
NotebookLMの基本的な使い方【3ステップ】

なんだか便利そうだけど、設定とか難しくないの?

ご安心ください。使い方はとてもシンプルで、たった3つのステップで始められます。
まずは「ノートブック」という、情報の「箱」を作ります。これは、プロジェクトやテーマごとに資料を整理するためのものです。「〇〇案件のコーディング」や「資格試験の勉強メモ」のように、目的ごとにノートブックを分けるのが最初のコツです。
次に、作ったノートブックにAIに読み込ませたい資料(=ソース)を追加します。様々な形式のファイルを追加できます。
- PDFファイル(論文、レポート、マニュアルなど)
- テキストファイル(.txt / メモやコードファイルなど)
- Googleドキュメント
- ウェブサイトのURL / テキストのコピー&ペースト
コーディングで使うなら、HTML、CSS、JS、PHPといったコードファイルをテキストファイルとしてアップロードしたり、コードを直接コピー&ペーストしたりしてソースに追加すると便利です。
ソースを追加したら準備完了です。あとは、右下のチャット欄から、人間と会話するようにAIに質問やお願いをするだけ。NotebookLMは、追加したソースの内容に基づいて回答を生成してくれます。
さらに、回答がソースのどの部分に基づいているかを数字で示してくれるので、事実確認がとても簡単なのも嬉しいポイントです。
具体的にどんなことができるの?【活用例】
NotebookLMは、アイデア次第で様々な使い方ができます。ここでは代表的な活用例を3つのカテゴリに分けて紹介します。
1. 学習・研究に
- 難しい論文PDFをアップロード →「この論文の要点を3つにまとめて」
- 教科書を何章かアップロード →「〇〇という専門用語について、分かりやすく説明して」
2. 仕事・情報整理に
- 長文の議事録をアップロード →「会議で決まったことだけリストアップして」
- 複数の製品マニュアルをアップロード →「AとBの製品の機能の違いを表にして」
3. コーディングに(おすすめ)
- 案件のHTMLとCSSファイルをアップロード →「このサイトのデザインに合うように、新しい『お問い合わせフォーム』のHTMLコードを作って」
- JavaScriptのコードをアップロード →「このコードをもっと効率的に書き直すとしたら、どうなる?」
初心者が使う上でのコツと注意点
NotebookLMを最大限に活用するためには、いくつかのコツと注意点があります。これらを意識するだけで、回答の精度が格段に向上します。
【最重要】コーディング精度を爆上げする秘訣

なるほど。じゃあ、利便性を考えて複数の案件のコードを1つのノートブックにまとめるのはアリ?

それは、コード生成の精度を求めるなら避けるべきです。結論として、「1案件1ノートブック」が鉄則になります。
NotebookLMは、ノートブック内のソース全体を1つの「文脈(コンテキスト)」として捉えます。そのため、1つのノートブックに複数案件のコードを入れると、AIの混乱を招き、期待通りの結果が得られにくくなります。
「1案件1ノートブック」のメリット
- コード生成の精度が飛躍的に向上する
案件固有のコーディングスタイルや命名規則をAIが正確に学習し、”コピペでほぼ動く”レベルの精度の高いコードが生成されやすくなります。 - プロジェクト固有の仕様を維持できる
特にWordpress案件などでは、案件独自の関数などが混ざらず、正しく機能するコードが生成されやすくなります。 - 管理と更新がしやすい
案件の進行中にコードを修正・追加した場合、対応するノートブックのソースを更新するだけで済み、管理が非常に楽です。
運用方法 | 1案件1ノートブック(推奨) | 複数案件1ノートブック |
---|---|---|
目的 | 特定の案件のコード生成、修正、機能追加 | 自身のコーディング癖の分析、過去のコード資産の検索 |
メリット | 高精度、文脈の維持、管理が楽 | 複数のプロジェクトを横断して自分のスタイルを分析できる |
注意点 | 案件ごとにノートブックを作成する手間がある | コード生成には不向き、情報が混ざるリスクが高い |
こんな人におすすめ | ・AIでコーディングを効率化したい人 ・精度の高いコードを生成したい人 ・案件管理をシンプルにしたい人 | ・自分の過去のコードを分析したい人 ・自分専用のコード検索エンジンとして使いたい人 |
まとめ
今回は、GoogleのAIツール「NotebookLM」の基本的な使い方から、コーディング精度を上げるための秘訣まで解説しました。
1. NotebookLMは、自分が渡した資料だけを読んで答える「自分専用AI」
2. 使い方は「ノートブック作成」「ソース追加」「質問」の簡単3ステップ
3. コーディングで使うなら「1案件1ノートブック」が精度を高める鉄則

まずは難しく考えず、何か身近なテキストファイルで試してみてください。きっと、あなただけの優秀なアシスタントになってくれるはずです。