All-in-One WP Migrationは無料で定期バックアップできる?無料でWordPressバックアップを自動化!UpdraftPlusでGoogleドライブに保存・復元する方法

こんな悩みを解決できます

WordPressのバックアップを手間なく自動化したい

無料でGoogleドライブにバックアップを保存したい

どのバックアッププラグインを使えば良いかわからない

万が一の時にサイトを復元できるか不安

読者さん
読者さん

「All-in-One WP Migration」で月1回、Googleドライブに自動でバックアップしたいんだけど、無料でできるのかな?

ロベルト
ロベルト

その悩み、よくわかります。「All-in-One WP Migration」で自動化するには有料版が必要です。しかし、別の無料プラグインを使えば実現できますよ!

WordPressサイトの運営において、バックアップは万が一の事態に備えるための生命線です。

しかし、毎回手動でバックアップを取るのは面倒ですし、忘れてしまうリスクもありますよね。

この記事では、人気のバックアッププラグイン「All-in-One WP Migration」の基本的な使い方から、無料でGoogleドライブへの自動バックアップを実現する方法まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 「All-in-One WP Migration」での手動バックアップ手順
  • 無料でGoogleドライブに自動バックアップする方法
  • 「UpdraftPlus」を使った具体的な自動化設定
  • 万が一のためのサイト復元手順

All-in-One WP Migrationでの手動バックアップ手順

まず、「All-in-One WP Migration」の基本的な使い方である、手動でのバックアップ(エクスポート)手順を見ていきましょう。サイトの引っ越しなど、単発でバックアップが必要な場合に非常に便利なプラグインです。

読者さん
読者さん

手動なら簡単なんですね!具体的な手順を教えてください。

STEP1:プラグインのインストール

WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」から「All-in-One WP Migration」を検索し、インストール後、「有効化」します。

STEP2:サイトデータのエクスポート

左側メニューの「All-in-One WP Migration」から「エクスポート」を選択。
「エクスポート先」ボタンを押し、「ファイル」を選ぶとエクスポートが開始されます。
完了後、ダウンロードリンクが表示されるのでクリックし、PCにファイル(.wpress形式)を保存します。

STEP3:Googleドライブへ保存

お使いのブラウザでGoogleドライブにアクセスします。
「新規」→「ファイルのアップロード」を選択し、先ほどPCに保存した.wpressファイルをアップロードすれば完了です。

メモ

「All-in-One WP Migration」には、Googleドライブへ直接エクスポートできる有料エクステンション(Google Drive Extension)も用意されています。頻繁に手動でGoogleドライブへ保存する場合は、導入を検討するのも良いでしょう。

【無料】UpdraftPlusでGoogleドライブへ自動バックアップする方法

ここからが本題です。無料で、しかもスケジュール通りに自動でバックアップを行い、Googleドライブに保存する方法をご紹介します。この方法には、「UpdraftPlus」という非常に評価の高いプラグインを使用します。

読者さん
読者さん

待ってました!無料で自動化できるなんて最高です!

ロベルト
ロベルト

設定も簡単なので、この通りに進めてみてください。これでバックアップの手間から解放されます。

STEP1:UpdraftPlusのインストール

WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」から「UpdraftPlus」を検索し、インストール後に「有効化」します。

STEP2:バックアップスケジュールの設定

「設定」→「UpdraftPlus Backups」に移動し、「設定」タブをクリックします。
「ファイルのバックアップスケジュール」「データベースのバックアップスケジュール」を、それぞれ「毎月」に設定します。保持するバックアップ数もここで決められます。(例:2〜3個)

STEP3:Googleドライブとの連携

同じ設定ページで、リモートストレージとして「Google Drive」のアイコンをクリックして選択します。
画面下部にある「変更を保存」ボタンを押すと、Googleアカウントへの認証を求めるリンクが表示されます。

STEP4:Googleアカウントの認証

表示されたリンクをクリックし、画面の指示に従ってGoogleアカウントでログインし、UpdraftPlusがGoogleドライブへアクセスすることを「許可」します。
最後に「Complete setup」ボタンを押せば、WordPressの管理画面に戻り、設定は完了です。

これで、毎月自動的にサイトのバックアップが作成され、あなたのGoogleドライブに保存されるようになりました。

UpdraftPlusでのバックアップ復元方法

バックアップは取得するだけでなく、正しく復元できて初めて意味があります。ここでは、万が一の事態に備え、UpdraftPlusでバックアップからサイトを復元する手順を2つの状況に分けて解説します。

読者さん
読者さん

もしサイトに問題が起きた時、どうやって元に戻せばいいの?

方法1:WordPressにログインできる場合の復元手順

最も一般的で簡単な方法です。WordPressの管理画面からすべての操作が完了します。

STEP1:バックアップデータの準備

ダッシュボードの「設定」>「UpdraftPlus Backups」を開きます。
「既存のバックアップ」タブに、バックアップデータの一覧が表示されます。

Googleドライブから復元する場合:「リモートストレージを再スキャン」をクリックすると、最新のバックアップ情報が読み込まれます。

PCからアップロードする場合:「バックアップファイルをアップロード」から、PCに保存しておいたバックアップファイル(plugins, themes, uploads, others, dbの5つが基本)をアップロードします。

STEP2:復元の実行

一覧から復元したい日時のバックアップの右側にある、青い「復元」ボタンをクリックします。

STEP3:復元項目の選択

ポップアップが表示されたら、復元したい項目(プラグイン、テーマ、アップロード、その他、データベース)のすべてにチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。

STEP4:復元の完了

最終確認画面で再度「復元」ボタンを押すと、処理が始まります。
「Restore successful!」と表示されたら成功です。「Return to UpdraftPlus Configuration」ボタンで管理画面に戻り、サイトが元通りになっているか確認してください。

方法2:WordPressにログインできない場合の復元手順(上級者向け)

サイトが真っ白になったり、管理画面にアクセスできなくなったりした場合の緊急手段です。サーバーのファイル操作やデータベースの知識が必要になります。

ここに注意

この手動での復元は手順が複雑で、操作を誤ると状況が悪化するリスクも伴います。自信がない場合は、契約しているレンタルサーバーのサポートや、詳しい方に相談することをお勧めします。

ロベルト
ロベルト

これは緊急用の手段です。慎重に作業を進めてください。

STEP1:ファイルのアップロード(FTP)

PC上にあるUpdraftPlusのバックアップファイル(zip)をすべて解凍します。
FTPソフト(FileZillaなど)やレンタルサーバーのファイルマネージャーを使い、サーバーに接続します。
WordPressがインストールされている「wp-content」フォルダを開き、解凍したフォルダ(plugins, themes, uploadsなど)の中身を、それぞれ対応するサーバー上のフォルダに上書きアップロードします。

STEP2:データベースの復元(phpMyAdmin)

データベースのバックアップファイル(db.gzなど)を解凍し、中のSQLファイル(.sql)を取り出します。
レンタルサーバーのコントロールパネルから「phpMyAdmin」などのデータベース管理ツールを開きます。
対象のデータベースを選び、既存のテーブルをすべて削除(ドロップ)します。
「インポート」タブをクリックし、先ほど取り出した.sqlファイルを指定して実行します。これでデータベースが復元されます。

よくある質問

バックアップの頻度は「毎月」で大丈夫ですか?
サイトの更新頻度によります。ニュースサイトや毎日投稿するブログなど、更新頻度が高い場合は「毎週」や「毎日」に設定するのがおすすめです。逆に、更新がほとんどないコーポレートサイトなどであれば「毎月」でも十分でしょう。
Googleドライブの容量が心配です…
UpdraftPlusの設定画面で「保持するバックアップの数」を指定できます。例えば「2」と設定すれば、3回目の自動バックアップが実行される際に、最も古いバックアップデータが自動で削除されます。これにより、Googleドライブの容量が不必要に圧迫されるのを防げます。
All-in-One WP MigrationとUpdraftPlus、結局どっちがいいの?
それぞれに得意なことがあります。 ・All-in-One WP Migration:サイトの引っ越し(サーバー移転)など、サイト全体をまるごと簡単にパッケージ化したい場合に非常に強力です。 ・UpdraftPlus:日々の安心材料として、スケジュール通りに自動でバックアップを取りたい場合に最適です。 用途に合わせて使い分けるのが賢い選択です。

まとめ:無料プラグインでWordPressバックアップを自動化しよう

今回は、WordPressサイトのバックアップを自動化し、Googleドライブに保存する方法について解説しました。

3つのポイント

1.手動バックアップやサイト移転には「All-in-One WP Migration」が手軽で便利。

2.自動バックアップなら「UpdraftPlus」を使い、無料でGoogleドライブと連携できる。

3.もしもの時のために、管理画面からの復元方法も覚えておくと安心。

手動でのバックアップはつい忘れがちですが、一度設定してしまえば自動で安心が手に入るUpdraftPlusは、すべてのWordPressユーザーにとって必須のプラグインと言えるでしょう。

大切なサイトのデータを守るため、この記事を参考にぜひ自動バックアップを設定してみてください。

読者さん
読者さん

これでバックアップの手間から解放されて、安心してサイト運営に集中できるよ!ありがとう!

ロベルト
ロベルト

備えあれば憂いなしです。安心して素晴らしいサイトを育ててください!