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WordPressのバックアップを手間なく自動化したい
無料でGoogleドライブにバックアップを保存したい
どのバックアッププラグインを使えば良いかわからない
万が一の時にサイトを復元できるか不安

「All-in-One WP Migration」で月1回、Googleドライブに自動でバックアップしたいんだけど、無料でできるのかな?

その悩み、よくわかります。「All-in-One WP Migration」で自動化するには有料版が必要です。しかし、別の無料プラグインを使えば実現できますよ!
WordPressサイトの運営において、バックアップは万が一の事態に備えるための生命線です。
しかし、毎回手動でバックアップを取るのは面倒ですし、忘れてしまうリスクもありますよね。
この記事では、人気のバックアッププラグイン「All-in-One WP Migration」の基本的な使い方から、無料でGoogleドライブへの自動バックアップを実現する方法まで、わかりやすく解説します。
- 「All-in-One WP Migration」での手動バックアップ手順
- 無料でGoogleドライブに自動バックアップする方法
- 「UpdraftPlus」を使った具体的な自動化設定
- 万が一のためのサイト復元手順
All-in-One WP Migrationでの手動バックアップ手順
まず、「All-in-One WP Migration」の基本的な使い方である、手動でのバックアップ(エクスポート)手順を見ていきましょう。サイトの引っ越しなど、単発でバックアップが必要な場合に非常に便利なプラグインです。

手動なら簡単なんですね!具体的な手順を教えてください。
WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」から「All-in-One WP Migration」を検索し、インストール後、「有効化」します。
左側メニューの「All-in-One WP Migration」から「エクスポート」を選択。
「エクスポート先」ボタンを押し、「ファイル」を選ぶとエクスポートが開始されます。
完了後、ダウンロードリンクが表示されるのでクリックし、PCにファイル(.wpress形式)を保存します。
お使いのブラウザでGoogleドライブにアクセスします。
「新規」→「ファイルのアップロード」を選択し、先ほどPCに保存した.wpressファイルをアップロードすれば完了です。
【無料】UpdraftPlusでGoogleドライブへ自動バックアップする方法
ここからが本題です。無料で、しかもスケジュール通りに自動でバックアップを行い、Googleドライブに保存する方法をご紹介します。この方法には、「UpdraftPlus」という非常に評価の高いプラグインを使用します。

待ってました!無料で自動化できるなんて最高です!

設定も簡単なので、この通りに進めてみてください。これでバックアップの手間から解放されます。
WordPressダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」から「UpdraftPlus」を検索し、インストール後に「有効化」します。
「設定」→「UpdraftPlus Backups」に移動し、「設定」タブをクリックします。
「ファイルのバックアップスケジュール」と「データベースのバックアップスケジュール」を、それぞれ「毎月」に設定します。保持するバックアップ数もここで決められます。(例:2〜3個)
同じ設定ページで、リモートストレージとして「Google Drive」のアイコンをクリックして選択します。
画面下部にある「変更を保存」ボタンを押すと、Googleアカウントへの認証を求めるリンクが表示されます。
表示されたリンクをクリックし、画面の指示に従ってGoogleアカウントでログインし、UpdraftPlusがGoogleドライブへアクセスすることを「許可」します。
最後に「Complete setup」ボタンを押せば、WordPressの管理画面に戻り、設定は完了です。
これで、毎月自動的にサイトのバックアップが作成され、あなたのGoogleドライブに保存されるようになりました。
UpdraftPlusでのバックアップ復元方法
バックアップは取得するだけでなく、正しく復元できて初めて意味があります。ここでは、万が一の事態に備え、UpdraftPlusでバックアップからサイトを復元する手順を2つの状況に分けて解説します。

もしサイトに問題が起きた時、どうやって元に戻せばいいの?
方法1:WordPressにログインできる場合の復元手順
最も一般的で簡単な方法です。WordPressの管理画面からすべての操作が完了します。
ダッシュボードの「設定」>「UpdraftPlus Backups」を開きます。
「既存のバックアップ」タブに、バックアップデータの一覧が表示されます。
Googleドライブから復元する場合:「リモートストレージを再スキャン」をクリックすると、最新のバックアップ情報が読み込まれます。
PCからアップロードする場合:「バックアップファイルをアップロード」から、PCに保存しておいたバックアップファイル(plugins, themes, uploads, others, dbの5つが基本)をアップロードします。
一覧から復元したい日時のバックアップの右側にある、青い「復元」ボタンをクリックします。
ポップアップが表示されたら、復元したい項目(プラグイン、テーマ、アップロード、その他、データベース)のすべてにチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。
最終確認画面で再度「復元」ボタンを押すと、処理が始まります。
「Restore successful!」と表示されたら成功です。「Return to UpdraftPlus Configuration」ボタンで管理画面に戻り、サイトが元通りになっているか確認してください。
方法2:WordPressにログインできない場合の復元手順(上級者向け)
サイトが真っ白になったり、管理画面にアクセスできなくなったりした場合の緊急手段です。サーバーのファイル操作やデータベースの知識が必要になります。

これは緊急用の手段です。慎重に作業を進めてください。
PC上にあるUpdraftPlusのバックアップファイル(zip)をすべて解凍します。
FTPソフト(FileZillaなど)やレンタルサーバーのファイルマネージャーを使い、サーバーに接続します。
WordPressがインストールされている「wp-content」フォルダを開き、解凍したフォルダ(plugins, themes, uploadsなど)の中身を、それぞれ対応するサーバー上のフォルダに上書きアップロードします。
データベースのバックアップファイル(db.gzなど)を解凍し、中のSQLファイル(.sql)を取り出します。
レンタルサーバーのコントロールパネルから「phpMyAdmin」などのデータベース管理ツールを開きます。
対象のデータベースを選び、既存のテーブルをすべて削除(ドロップ)します。
「インポート」タブをクリックし、先ほど取り出した.sqlファイルを指定して実行します。これでデータベースが復元されます。
よくある質問
- バックアップの頻度は「毎月」で大丈夫ですか?
- サイトの更新頻度によります。ニュースサイトや毎日投稿するブログなど、更新頻度が高い場合は「毎週」や「毎日」に設定するのがおすすめです。逆に、更新がほとんどないコーポレートサイトなどであれば「毎月」でも十分でしょう。
- Googleドライブの容量が心配です…
- UpdraftPlusの設定画面で「保持するバックアップの数」を指定できます。例えば「2」と設定すれば、3回目の自動バックアップが実行される際に、最も古いバックアップデータが自動で削除されます。これにより、Googleドライブの容量が不必要に圧迫されるのを防げます。
- All-in-One WP MigrationとUpdraftPlus、結局どっちがいいの?
- それぞれに得意なことがあります。 ・All-in-One WP Migration:サイトの引っ越し(サーバー移転)など、サイト全体をまるごと簡単にパッケージ化したい場合に非常に強力です。 ・UpdraftPlus:日々の安心材料として、スケジュール通りに自動でバックアップを取りたい場合に最適です。 用途に合わせて使い分けるのが賢い選択です。
まとめ:無料プラグインでWordPressバックアップを自動化しよう
今回は、WordPressサイトのバックアップを自動化し、Googleドライブに保存する方法について解説しました。
1.手動バックアップやサイト移転には「All-in-One WP Migration」が手軽で便利。
2.自動バックアップなら「UpdraftPlus」を使い、無料でGoogleドライブと連携できる。
3.もしもの時のために、管理画面からの復元方法も覚えておくと安心。
手動でのバックアップはつい忘れがちですが、一度設定してしまえば自動で安心が手に入るUpdraftPlusは、すべてのWordPressユーザーにとって必須のプラグインと言えるでしょう。
大切なサイトのデータを守るため、この記事を参考にぜひ自動バックアップを設定してみてください。

これでバックアップの手間から解放されて、安心してサイト運営に集中できるよ!ありがとう!

備えあれば憂いなしです。安心して素晴らしいサイトを育ててください!