タイ旅行でeSIMを使う方法|iPhoneのSIMロック確認から設定まで失敗しない手順を解説

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こんな悩みを解決できます

タイ旅行中、スマホの通信手段はどうすればいい?

eSIMって便利そうだけど、設定が難しそう…

日本の電話番号はそのまま使えるの?

空港での手続きや帰国後の設定が不安…

読者さん
読者さん

もうすぐタイ旅行!でもスマホのネット設定が不安…。特にeSIMってよくわからないな。

ロベルト
ロベルト

その不安、よくわかります。でも大丈夫!eSIMはタイ旅行の最強のパートナーになりますよ。

タイ旅行の計画、ワクワクしますよね!でも、現地でのインターネット通信はどうしよう…と悩んでいませんか?

ポケットWi-Fiは荷物になるし、SIMカードの交換は面倒…。そんな悩みを解決するのが、物理的なカードが不要な「eSIM(イーシム)」です。

この記事では、iPhoneユーザーのあなたがタイでeSIMをスムーズに利用できるよう、出発前の準備から現地での設定帰国後の後片付けまで、一連の流れを徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • eSIMとデュアルSIMの便利な仕組み
  • 出発前に日本で済ませておくべき3つの準備
  • タイ到着後にeSIMを使い始めるための簡単ステップ
  • 帰国後にスマホを元に戻すための設定方法

そもそもeSIMって何?タイ旅行で使うメリットは?

eSIMとは、スマートフォン本体に内蔵されたデジタルなSIMのことです。物理的なSIMカードのように抜き差しする必要がありません。

そして、iPhoneの多くは「デュアルSIM」に対応しています。これは、1台のiPhoneで2つの回線を同時に使える機能です。

デュアルSIMの賢い使い方
  • 物理SIM(au/ドコモなど):日本の電話番号での電話の待ち受け
  • eSIM(タイの通信会社):インターネット通信全般

この組み合わせにより、日本の電話番号を維持しつつ、データ通信は料金の安いタイのeSIMを使うという、最も効率的で経済的な使い方が可能になります。

読者さん
読者さん

なるほど!電話とネットでSIMを使い分けるんですね。賢い!

【最重要】出発前に日本で済ませるべき3つの準備

タイでeSIMをスムーズに使い始めるためには、日本にいる間の準備が9割と言っても過言ではありません。以下の3つのステップを必ず確認してください。

STEP1:お使いのiPhoneが「eSIM対応」か確認する

まず、お使いのiPhoneがeSIMに対応しているか確認しましょう。

「設定」→「モバイル通信」と進み、「eSIMを追加」という項目があれば対応済みです。iPhone XS/XR以降のモデルであれば、基本的には対応しています。

STEP2:iPhoneの「SIMロック」が解除されているか確認する

これが最も重要なチェック項目です。SIMロックがかかっていると、タイのeSIMは利用できません。

【確認方法】
「設定」→「一般」→「情報」と進み、画面をスクロールします。

  • 「SIMロックなし」:問題ありません!準備OKです。
  • 「SIMロックあり」解除手続きが必要です。My auなどのキャリアサイトから無料で解除できます。
ここに注意

2021年10月以前にキャリアで購入したiPhoneは、SIMロックがかかっている可能性があります。必ず事前に確認・解除しておきましょう。

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STEP3:オンラインでeSIMを購入し、スマホに追加する

空港のカウンターでも購入できますが、日本にいる間にオンラインで購入しておくのが断然おすすめです。時間を節約でき、価格も安いことが多いです。

AmazonやKKday, Klook, Airaloなどのサイトで「タイ eSIM」と検索し、滞在日数に合ったプランを選びましょう。

購入後、メールでQRコードが送られてきます。そのQRコードを使い、以下の手順でiPhoneにeSIMを追加します。

  • 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ。
  • 「QRコードを使用」を選び、送られてきたQRコードをスキャン。
  • 画面の指示に従い、eSIMを追加します。
ここに注意

この時点では、まだeSIMを有効化(オンに)しないでください。追加したeSIMは「オフ」のままにしておきます。タイの電波を掴んだ時点から利用期間が開始されるため、日本でオンにすると期間が無駄になってしまいます。

読者さん
読者さん

なるほど、日本でQRコードの読み込みまでやっておくんですね!

ロベルト
ロベルト

その通りです。そうすれば、タイに着いてからが本当に楽になりますよ。

【タイ到着後】飛行機を降りたら2ステップで利用開始!

日本での準備さえ済んでいれば、タイに到着してからの設定は驚くほど簡単です。飛行機が着陸したら、以下の設定を行いましょう。

STEP1:モバイルデータ通信をeSIMに切り替える

「設定」→「モバイル通信」を開きます。

①「モバイルデータ通信」をタップし、日本で追加したタイ用のeSIMを選択します。

② SIMのリストからタイ用のeSIMをタップし、「この回線をオンにする」「データローミング」をオン(緑色)にします。

STEP2:接続を確認して完了!

設定後、数十秒待つとiPhoneの画面上部のアンテナ表示がタイのキャリア(AISなど)に切り替わります。

ブラウザを開いてインターネットに繋がれば、設定完了です!入国審査の列に並んでいる間に、すべての設定が終わってしまいます。

eSIMのプランと料金は?どこで買うのがベスト?

タイのeSIMプランは非常に豊富です。特に人気のキャリアAISのプランは、旅行スタイルに合わせて選べます。

プラン料金目安おすすめな人
7日間プラン
(高速15GB)
約1,000円~1,400円
(299THB前後)
1週間程度の一般的な旅行。SNSや地図アプリを不自由なく使いたい方。最もコスパが良い。
10~15日間プラン
(高速50GBなど)
約2,000円~2,700円
(599THB前後)
滞在が長めの方。動画視聴やテザリングなど、データを大量に使う予定がある方。
メモ

「データ無制限」とあっても、多くは高速データ容量超過後は低速になるプランです。ですが、7日間15GBあれば、ほとんどの旅行者は十分足ります。

【帰国後】スマホを元に戻す後片付けも簡単!

タイで使ったeSIMはプリペイド(前払い)式なので、解約手続きや返却は一切不要です。利用期間が終わると自動的に使えなくなります。

日本に到着したら、やることはiPhoneの設定を元に戻すだけです。

帰国後の設定手順

1. 【必須】データ通信を日本のSIMに戻す
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、お使いの日本のSIM(au/ドコモなど)を選択します。

2. 【任意】不要になったeSIMを削除する
「設定」→「モバイル通信」でタイ用のeSIMを選択し、画面一番下の「モバイル通信プランを削除」をタップします。

読者さん
読者さん

終わり方も簡単なんですね!これなら安心です。

よくある質問(FAQ)

空港でもeSIMは買えますか?
はい、買えます。バンコク(スワンナプーム、ドンムアン)やプーケット、チェンマイなど主要な国際空港の到着ロビーには、AISなどのキャリアカウンターがあり、旅行者向けのeSIMをその場で購入・設定してもらえます。
オンラインで買う場合、本人確認は必要ですか?
はい、必要です。タイの法律により、オンライン購入でもパスポートの写真と、ご自身の顔(セルフィー)を撮影して提出する「eKYC」という本人確認が義務付けられています。購入サイトの指示に従って手続きすれば簡単ですが、少し時間がかかる場合もあるので、出発の数日前に済ませておくと安心です。
日本の電話番号にかかってきた電話は受けられますか?
はい、受けられます。それがデュアルSIMの大きなメリットです。ただし、海外で着信した場合、ご契約のキャリア(au/ドコモなど)によっては着信料金が発生することがあります。緊急でない電話はLINE電話などでかけ直してもらうのがおすすめです。

まとめ:事前準備を済ませて、快適なタイ旅行へ!

今回は、タイ旅行でiPhoneを使ってeSIMを利用する方法を解説しました。

eSIM利用の3つの重要ポイント

1. 【出発前に】スマホがeSIM対応・SIMロック解除済みか必ず確認する。

2. 【出発前に】オンラインでeSIMを購入し、QRコードの読み込みまで済ませておく。

3. 【現地で】モバイルデータ通信をタイのeSIMに切り替え、「データローミング」をオンにする。

ロベルト
ロベルト

この手順さえ押さえておけば、もう何も怖くありません。快適なインターネット環境を手に入れて、最高のタイ旅行を楽しんできてくださいね!