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Figmaのデザインをコードにするのが大変…。
コーディングの外注費が高くて困っている。
もっと開発スピードを上げて、早くリリースしたい!
Webサイトやアプリを開発する際、デザイナーが作ったFigmaのデザインを、エンジニアが手作業でHTMLやCSSに書き起こす作業は、多くの時間とコストがかかります。
もし、この面倒な工程をAIが一瞬で完了させてくれたら、開発プロセスは劇的に変わると思いませんか?

デザインからコードへの変換って、本当に大変なんです…。
今回ご紹介する「Figma MCP」は、まさにその悩みを解決する画期的なツールです。FigmaのデザインをAIコードエディタ「Cursor」と連携させることで、デザインから高品質なコードを自動生成できます。

その通りです。この記事で、Figma MCPの導入から実践まで、分かりやすく解説します。
- Figma MCPの概要とメリット
- Figma MCPを始めるための事前準備
- Figmaデザインをコード化する具体的な手順
- 画像ファイル名が自動で決まる仕組み
FigmaとFigma MCPとは?
まず、今回の主役である「Figma」と「Figma MCP」について、簡単におさらいしておきましょう。
Figmaとは?
Figma(フィグマ)は、Webブラウザ上で使えるデザインツールです。インストールが不要で、複数人がリアルタイムで同じファイルを編集できるため、多くのデザインチームで標準ツールとして採用されています。
豊富なプラグインを使えば、作業をさらに効率化できるのも大きな魅力です。
Figma MCPとは?
Figma MCP (Model-Connected Platform) は、FigmaのデザインをAIが自動でコードに変換する仕組みのことです。これは「Design to Code」という最先端の考え方を実現するもので、AIコードエディタの「Cursor」を通じてFigmaと連携します。
具体的には、Figmaのデザイン情報からHTMLやCSS、さらには画像ファイルまでを自動で生成してくれます。
Figma MCPを利用する4つの大きなメリット
このツールを導入することで、開発プロセスに革命が起きます。具体的なメリットを見ていきましょう。

具体的に、どんなメリットがあるんですか?
- 時間短縮:デザイン実装にかかる手間を大幅に削減できます。
- 開発速度の向上:UI実装のスピードが従来比10倍以上になることも。
- コスト削減:これまで数十万円かかっていた外注費を0円にできます。
- 品質向上:AIがデザインの意図を正確にコードへ反映します。
特に、コストとスピードの改善効果は絶大です。
個人開発者から大規模な開発チームまで、あらゆるプロジェクトでその恩恵を受けることができるでしょう。
Figma MCPの始め方:3つの事前準備
Figma MCPの導入は驚くほど簡単です。実際に使い始める前に、以下の3つの準備を行いましょう。
まだアカウントを持っていない場合は、まずFigma公式サイトから無料でアカウントを登録します。Googleアカウントを使えばすぐに始められます。
次に、CursorがFigmaのデザイン情報にアクセスするための「APIキー」を取得します。Figmaにログイン後、右上のプロフィールアイコンから[Settings]を開き、「Personal access tokens」の項目で新しいトークン(APIキー)を発行します。このキーは一度しか表示されないので、必ず安全な場所にコピーして保管してください。
最後に、AIコードエディタであるCursorを公式サイトからダウンロードし、お使いのPCにインストールします。これで準備は完了です。
【実践】Figmaデザインをコード化する具体的な手順
事前準備が整ったら、いよいよ実際にデザインをコードに変換していきましょう。流れは大きく分けて4つのステップです。
まず、FigmaとCursorを中継するための「MCPサーバー」をあなたのPC上で起動します。ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプトやPowerShell)を開き、以下のコマンドを実行してください。
npx figma-developer-mcp --figma-api-key=ここにあなたのFigmaAPIキーを貼り付け
このコマンドを実行すると、ターミナル上でサーバーが起動し、通信を待ち受ける状態になります。
次に、Cursorに先ほど起動したサーバーの存在を教えます。Cursorを開き、メニューから [Settings] > [Cursor Settings] > [MCP] へ進み、「Add new global MCP server」 をクリックします。設定ファイルが開くので、動画で示されているコードを追加して保存すれば連携は完了です。
Figmaに戻り、コードに変換したいデザイン要素(ページ全体や特定のセクションなど)を選択します。そして、選択した要素の上で右クリックし、[Copy/Paste as] > [Copy link] を選択して、その要素専用のURLをコピーします。
最後に、Cursorのチャット画面でAIに指示を出します。先ほどコピーしたFigmaのリンクを貼り付け、「このデザインをHTMLとCSSで実装して」 のように具体的な指示をテキストで入力するだけです。すると、AIが自動でコードと関連ファイルを生成してくれます。
【重要】画像ファイル名はFigmaのレイヤー名で決まる

画像ファイルの名前も自動で決まるんですか?

はい、自動で決まります。ただし、その名前はFigma上のレイヤー名が基になります。
これは非常に重要なポイントです。AIは、Figmaのデザイン内で使われている画像のレイヤー名を読み取り、それをファイル名として画像を保存します。
まとめ:開発の常識が変わるFigma MCP
Figma MCPは、これまでの開発スタイルを根底から覆す可能性を秘めた、非常に強力なツールです。
コストゼロ、かつスピーディにUIを実装できる「Figma MCP」は、これからの開発のスタンダードになるかもしれません。
この記事を参考に、ぜひあなたも未来の開発スタイルを体験してみてください。

導入でつまずいた点があれば、気軽にコメントで質問してください。