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Webサイトのリニューアルを進める中で、制作会社から「ドメインの移管」や「サーバーの契約」といった聞き慣れない言葉が出てきて、戸惑っていませんか?
「よくわからないから、全部おまかせで…」と考えてしまうかもしれませんが、実はその判断、将来の大きなトラブルに繋がる可能性があります。
この記事では、Webサイト制作を依頼する側の担当者様が、安心してプロジェクトを進められるように、ドメインとサーバーの管理について、その重要性と具体的な手順をわかりやすく解説します。
制作会社から「ドメイン移管」と言われたけど、何のことか分からない…
サーバー契約は制作会社に任せちゃダメなの?
クライアント側で何をすればいいのか、具体的な手順を知りたい

サイトリニューアルで、ドメインとサーバーの移管が必要って言われたんだけど、何だか難しそうで…。

ご安心ください。それはサイトをより良くするための大切なステップです。この記事で、やるべきことと理由が明確になりますよ。
- なぜドメインとサーバーの移管が必要なのか
- なぜサーバー契約を制作会社任せにしてはいけないのか
- クライアントと制作会社の具体的な役割分担と手順
なぜ?Webサイトの「お引越し」が必要な2つの理由
まず、なぜドメインとサーバーを移管(お引越し)する必要があるのでしょうか。これは、Webサイトを現代の基準に合わせ、より安全で使いやすくするための重要な作業です。
身近なものに例えると、
- ドメイン → インターネット上の「住所」
- サーバー → サイトという「家」を建てるための「土地」
とイメージすると分かりやすいです。古くてセキュリティが心配な土地から、新しくて安全な土地へ家ごと引っ越すイメージですね。
理由1:セキュリティを強化できる(SSL対応)
最近のWebサイトは、URLが「http://」ではなく「https://」から始まっているのが主流です。この「s」は通信が暗号化されている証で、SSL対応と呼ばれます。
SSL未対応のサイトは、ブラウザに「保護されていない通信」と警告が表示されたり、企業の信頼性を損ねたり、検索順位で不利になったりする可能性があります。
古いサーバーではこのSSLに対応していなかったり、対応に高額な費用が掛かったりすることがあります。新しいサーバーに移管することで、無料で簡単にSSL対応が可能になります。
理由2:更新しやすいサイトになる(CMS対応)
お知らせやブログなどを自社で手軽に更新できるようにするためには、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入するのが一般的です。
移管先の新しいサーバーは、こうしたCMSの動作に適した環境が整っているため、専門知識がなくても直感的にサイトを更新できるようになります。
【最重要】ドメインとサーバーの契約者は絶対に自社にすべき理由

なるほど。でも、契約とか手続きって面倒そう…。制作会社に全部お任せしちゃダメなんですか?

そこが最も重要なポイントです。ドメインとサーバーは、会社の資産。その所有権は必ず自社で持つべきなのです。
先ほどの例えで言うと、家の建築を工務店に依頼したとき、土地や建物の名義(登記)を工務店の名前にしますか? しませんよね。それと同じです。
ドメインとサーバーの契約者が制作会社になっていると、会社の重要な資産を他人が管理しているという、非常に不健全な状態になってしまいます。
契約の手間は一度だけです。会社の重要な「看板」であるドメインの所有権を明確にするためにも、必ず自社名義で契約しましょう。
比較項目 | 自社で契約(推奨) | 制作会社に任せる |
---|---|---|
所有権 | 会社の資産として明確になる | 曖昧になり、トラブルの原因になる |
管理の自由度 | いつでも自由に管理会社を変更できる | 制作会社の許可が必要になる場合がある |
費用 | サーバー会社に直接支払うため明瞭 | 管理代行手数料が上乗せされることがある |
リスク | なし | 契約トラブル、サイト乗っ取りのリスク |
【5ステップで解説】ドメイン移管とサーバー契約の具体的な手順
ここからは、クライアント(お客様)と制作会社が、それぞれ何をすべきかを具体的なステップで解説します。全体の流れを把握しておけば、安心して依頼できます。
ここでも、お引越しのイメージで見ていきましょう。
- クライアント(あなた):新しい家の「家主」
- 制作会社:作業を代行する「引越し業者」
担当:クライアント
まず、現在のドメイン管理会社から、移管に必要な「AuthCode(オースコード)」を取得します。これは移管手続きの際に使う、一度きりのパスワードのようなものです。
管理画面へのログイン情報が分からない場合は、制作会社に相談してみましょう。
担当:クライアント
次に、移転先となるサーバー会社(さくらインターネット、エックスサーバーなど)で、自社名義でサーバーの契約を行います。この時、会員登録も同時に行います。
どのプランを選べばいいか分からない場合は、制作会社におすすめのプランを確認しましょう。
担当:制作会社
ステップ1の「AuthCode」と、ステップ2で作成したサーバーアカウントのログイン情報を制作会社に共有し、ドメインの移管申請を代行してもらいます。
担当:制作会社
ドメイン移管手続きが完了するまでの間に、制作会社が新しいサーバーにウェブサイトのデータを設置したり、メールアドレスの設定をしたりと、引越しの準備を進めます。
担当:制作会社
全ての準備が整ったら、DNS設定の切り替えという「最終切り替え作業」を行います。これを実施すると、サイトの表示やメールの送受信が新しいサーバーで行われるようになります。
切り替え後、情報が世界中のインターネットに行き渡るまで、数時間〜1日ほどサイト表示やメールが不安定になることがあります。
よくある質問(FAQ)
- .co.jpドメインの移管は難しいですか?
- 通常の.comドメインなどと比べて、少し手続きが厳格です。.co.jpは法人の存在を証明するドメインのため、ドメインに登録されている会社名や住所が、現在の登記情報と完全に一致している必要があります。情報が古い場合は、移管前に更新が必要です。
- サーバーを移管すると、メールアドレスは変わりますか?
- メールアドレス(@以降のドメイン名)は変わりません。ただし、管理するサーバーが変わるため、新しいサーバーでのメールアドレスの再作成と、PCやスマホのメールソフトでの設定変更が必要です。過去のメールは自動で引き継がれないため、必要であればバックアップを制作会社に依頼しましょう。
- 移管中、サイトが見れなくなったりメールが使えなくなったりしますか?
- 制作会社が正しく手順を踏めば、サイトが見れなくなる時間はほぼありません。メールは、最終切り替え後の数時間〜最大72時間程度、送受信が不安定になる可能性があります。この期間を避けて作業日時を調整してもらうのが良いでしょう。
まとめ
今回は、Webサイトリニューアルにおけるドメイン移管とサーバー契約の重要性について解説しました。
1. サーバー移管はセキュリティ強化とサイトの更新しやすさのために行う
2. ドメインとサーバーは会社の重要資産。契約は必ず自社名義で行う
3. クライアントは「契約」、制作会社は「作業」という役割分担を理解する
少し手間に感じるかもしれませんが、この最初のステップを正しく踏むことが、将来のトラブルを防ぎ、大切な会社の資産を守ることに繋がります。
信頼できる制作会社としっかりコミュニケーションを取りながら、安心してサイトリニューアルを進めてくださいね。