この記事はで読むことができます。
当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。
・古いPCの動作が重くてイライラする
・Zoomを使いたいのに固まってしまう
・タスクマネージャーを見るとディスク使用率が100%に…
・PCを買い替える予算はないけど、なんとかしたい
長年使ってきたパソコンの動作が遅くなり、いざという時にZoomが使えないと本当に困りますよね。

そうなんです!8年くらい前のPCなんですが、重すぎて…。どうしたら速くなりますか?

そのお悩み、よくわかります。大丈夫です、古いPCでも改善の余地は十分にあります。
この記事では、専門的な知識がなくても実践できるPC高速化の方法を、簡単なものから順に、具体的な手順で解説していきます。
- PCが重い根本的な原因
- お金をかけずに今すぐできる応急処置
- ディスク使用率100%を解消する特効薬
- PCを劇的に快適にするハードウェア改善策
PCが重いのはなぜ?根本原因は「メモリ不足」
まず、お使いのPCの動作がなぜこれほど遅いのか、原因を探ってみましょう。いただいた情報から、最大の原因は「メモリ不足」にあると考えられます。

お使いのPCに搭載されている物理メモリ(RAM)は4GBです。これは、例えるなら「作業をするための机の広さ」のようなもの。しかし、Windows 10というOSを動かすだけで、この机のほとんどが埋まってしまうのです。
上の画像を見ると、メモリ使用率は90%、ディスク使用率は100%に達していますね。これは「机の上が書類でいっぱいで、新しい仕事(Zoom)を置くスペースがなく、倉庫(ディスク)まで書類を探しに行っていてパンクしている」状態です。
この状態では、Zoomのような比較的メモリを多く使うアプリケーションを快適に動かすのは非常に困難です。
- メモリ不足:複数のアプリを動かすための作業領域が足りない(最重要)
- ストレージ(HDD)の速度:データの読み書きが遅く、全ての動作のボトルネックになる
- バックグラウンド処理:Windows Updateなどが裏で動き、PCの力を奪っている
お金をかけずに今すぐ試せる!PC高速化の応急処置
根本的な解決には部品交換が効果的ですが、その前に、費用ゼロでPCの負担を軽くする方法を試してみましょう。効果が実感できるものも多いですよ。
まずは基本から。Zoomを使う前には、ブラウザのタブやWord、Excelなど、他のアプリをできるだけ閉じてください。メモリ(机の上)を広く確保するためです。また、長時間使っていると不要なデータが溜まるため、一度パソコンを再起動するだけで動作が軽くなることがあります。
PCの起動と同時に自動で始まる「スタートアップアプリ」を減らすと、PC全体の動作が軽くなります。特に急いで使わないアプリは無効にしておきましょう。
- タスクバーを右クリックし「タスクマネージャー」を選択
- 「スタートアップ」タブをクリック
- 不要なアプリを選んで右クリックし「無効化」を選択
ディスク内に溜まった不要なファイルを削除すると、パフォーマンスが改善することがあります。
- スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索して起動
- ドライブ(C:)を選択して「OK」
- 削除するファイルにチェックを入れて「OK」をクリック
タスクバーに表示される天気やニュースは、意外とリソースを消費します。これを無効にするだけで体感速度が変わることもあります。
- タスクバーの何もないところを右クリック
- 「ニュースと関心事項」にカーソルを合わせる
- 「無効にする」を選択
ディスク使用率100%の犯人!「SysMain」を止めてPCを軽くする

タスクマネージャーを見ると、いつもディスク使用率が100%に張り付いて固まってしまいます…。

ディスク100%病ですね。その原因、もしかしたらPCを速くするための機能が裏目に出ているのかもしれません。
HDDを搭載したPCでディスク使用率が100%になる場合、「SysMain」というサービスが原因であるケースが非常に多いです。
これは、よく使うアプリを先読みして起動を速くする機能ですが、HDD搭載PCやメモリが少ないPCでは、この「先読み」自体がディスクに過剰な負荷をかけ、逆効果になってしまうのです。
この機能を無効化することで、ディスクへの負荷が劇的に改善される可能性があります。そして、このサービスを止めてもPCの基本動作に全く支障はないので、ご安心ください。
「SysMain」を無効化する手順
キーボードの「Windowsキー」を押しながら「Rキー」を押します。「ファイル名を指定して実行」というウィンドウが開くので、「services.msc」と入力して「OK」をクリックします。
サービスの一覧から「SysMain」を探し、右クリックして一番下の「プロパティ(R)」を選択します。

①「スタートアップの種類(E):」を「無効」に変更します。
②「サービスの状態:」の下にある「停止(T)」ボタンを押します。
③ 最後に「OK」をクリックします。
設定を完全に反映させるために、必ずPCを再起動してください。これでSysMainは自動で起動しなくなります。
更新が進まない… Windows Updateの渋滞を解消する方法

Windows Updateが「インストールの保留中」で止まってしまいます…。
これもPCの性能不足が原因で発生する典型的な症状です。例えるなら「狭い作業机に、大量の仕事を一度に押し付けられてフリーズしている」状態です。
一つでも更新が途中で止まると、それ以降のすべての更新が順番待ちになり、結果として全体が「保留中」の渋滞を引き起こします。

この渋滞を解消するため、Windows Updateの機能を一度リセットしてみましょう。
Windows Updateのキャッシュを削除してリセットする手順
先ほどと同じ手順で「サービス」管理ツールを開き、一覧から「Windows Update」を探して右クリックし、「停止(O)」を選びます。
エクスプローラーを開き、アドレスバーに C:\Windows\SoftwareDistribution と入力してEnterキーを押します。開いたフォルダの中にある「Download」と「DataStore」という2つのフォルダの中身をすべて削除します。(フォルダ自体は消さないでください)
再び「サービス」画面に戻り、「Windows Update」を右クリックして「開始(S)」を選びます。その後、PCを再起動してください。
再起動後、設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update を開き、「更新プログラムのチェック」ボタンを押してください。これで正常にアップデートが開始されるはずです。
【結論】古いPCを真に快適にするための根本的な解決策
ここまでご紹介した方法は、あくまでも「応急処置」です。一時的に動作は改善されても、メモリ4GB・HDDという根本的なボトルネックは残ります。
このPCを今後も快適に使い続けるためには、ハードウェアのアップグレードが最も効果的で、確実な方法です。

新しいPCを買い替えるよりずっと安く、見違えるほど快適になります。特におすすめなのがこの2つです。
1. メモリの増設(8GB or 16GBへ)【最優先】
作業机(メモリ)を広くするイメージ。複数のアプリを同時に開いても動作が安定し、Zoomもサクサク動くようになります。
2. ストレージをSSDに交換【効果絶大】
倉庫(ストレージ)とのやり取りを爆速にするイメージ。PCの起動やアプリの読み込みが劇的に速くなり、ストレスがなくなります。
アップグレード項目 | 期待できる効果 | 費用の目安 |
---|---|---|
メモリ増設(4GB→8GB) | ・Zoomが安定して使える ・ブラウザで複数タブを開いても快適 ・PC全体の動作が安定する | 数千円〜 |
SSD換装 | ・Windowsの起動が10秒〜20秒に ・アプリの起動が爆速になる ・全ての動作の待ち時間が激減 | 数千円〜1万円程度 |
両方実施 | ・古いPCとは思えないほど快適に ・新品PCを買うより圧倒的に高コスパ | 1万円〜2万円程度 |
まとめ:まずは簡単な対策から!古いPCでも快適さは取り戻せる
今回は、古いPCの動作が重い問題を解決するための方法を、応急処置から根本的な解決策まで解説しました。
- まずはお金をかけずに不要アプリの停止やディスククリーンアップを試す
- ディスク100%なら「SysMain」の無効化を試す価値あり
- Windows Updateが進まない時はキャッシュ削除でリセット
- 真の快適さを求めるなら「メモリ増設」と「SSD換装」が最強の解決策

やれることがたくさんあるんですね!まずは簡単なものから試してみます!
PCの動作が遅いと、作業効率が落ちるだけでなく、大きなストレスになります。この記事を参考に、ぜひご自身のPCのパフォーマンスを改善してみてください。